NYのPino Noir

ぼくもこっちに来るまで知らなかったのだが、New York州は実はワインの産地としても有名でたくさんのワイナリーがある。
かつて、テキサスに行ったときに、ダラスのワイナリー巡りをしたこともあるけど、そうした地ワインにはものすごく興味をそそられる。
というわけで、レストランに行ったときもなるべくNY産のワインを頼むことにしているけど、意外とNY産ワインを置いているところは少ない。
でも、これまでに出会ったNYワインは、ほとんど例外なくレベルが高い。アメリカ産ワインといえば、カリフォルニア産が有名だけど、NY産のクオリティもそれに劣らない・・・というよりも、繊細さという面ではカリフォルニア産よりもフランス産ワインに近い。

今日紹介するのは、JAMESPORTのPinot Noir 2002。
これを買ったのはChelsea MarketのChelsea Wine Vault。

ここは最近気に入っているところで、フランス産ワインもかなり充実。
この前は、ルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュが60ドル台になっていて、思わず衝動買い。
それだけでなく、トレヴァロンの白やメオ・カミュゼのブルゴーニュも山積みで売っていたので思わず衝動買い・・・
閑話休題
もっとも、そこでも必ずしもNYワインが多いわけではなく、全部で15銘柄ほど。
実は、NYのリースリングのレベルが高いのは、既に別のワインで確かめてていたのだけど、今回は赤ワインの実力を測るべく、赤の中でも最も難しいといわれるピノ・ノワールを選んでみようと思ってみると、あったのはこのJAMESPORTただ一つ。
お値段は16ドル程度。デイリーというには、少しお高いかも知れないが、決して高級ワインの値段ではない。

期待と不安を込めてコルクを抜く。
色合いは若いワインらしくきれいなルビー色。
色合いはカリフォルニアのピノに比べると薄目。どちらかというと、ブルゴーニュ、それも北の方を思わせる色合い。
まずは静かにグラスをとって、香りを確かめる。
華やかなラズベリーやフランボワーズを思わせる果実系の香りが立ち上る。樽香は余り強く感じない。
軽くグラスを回して空気に馴染ませてから、再度香りを確かめると、果実系の香りの奥から、かすかに動物系の香り。
とても、16ドルのワインとは思えない奥行きを持った香り。

一気に期待をふくらませて、口をつける。決して強くはないが、ピノならではなのしっかりとした酸を感じる。すっきりとしたとてもきれいな造りのワインだ。
ABCやカレラのような強烈な個性は感じないけど、その分、普通にブルゴーニュの信頼できる作り手の村名ワインといって出されても違和感を感じない。
フィニッシュも十分に長い。

時間を置いての変化というのは余り感じなかったけど、まだ若いワインだし、値段を考えれば、そこはしょうがない。
それを差し引いても、これだけのクオリティがあれば申し分ない。
衝動買いしてしまったメオカミュのブルゴーニュは30ドル弱。約2倍の価格差だが、今の時点で、どちらに軍配をあげるかといえば、文句なしにこちら。
しばらくの間、NYでの普段飲みのローテイション入りは当確というところかな?
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by 47th | 2004-10-27 03:15 | Miscellaneous


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