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New York Wine Review (その1)~Atwater Pinot Noir 01 

Vintage New Yorkで仕入れたワイン6本。

そのうちの何本かを早速開ける機会があったので、簡単にレポートを。

まずは、前にあけたJAMESPORTのPinot Noirがなかなかよかったので、2匹目のどじょうを狙って買ったAtwater VineyardsのPinot Noir 2001。
何かの賞をとったという紹介につられて購入。ホームページによると、Atwaterというワイナリーは99年創業の比較的新しいワイナリー。
ご覧の通り、エチケットも洒落ている。
で、肝心の中身の方はといえば・・・

買ったその日に開けたのがいけなかったのか・・・スモーキーな香りで、果実系の香りは完全に奥に引っ込んでいる。
味はまろやかで悪くはないけど、ピノ・ノワール特有の酸は余り感じない。
半分ほど残して翌々日に開けてみた。
・・・おっ、果実系の香り
でも、やはり2日目。長くは続かない。味の方も、ますます角がとれてしまって、平板な印象。
・・・決しておいしくないわけではないんだけどね
デイリーワインと割り切ってみれば、というところだけど、16ドル前後の価格帯はJAMESPORTと同じ。そう思うとコスト・パフォーマンスにもちょっと疑問が残る。

ま、ボトル・コンデションもあるだろうし、まだまだ若いワイナリー。
翌々日に見せた可能性を評価して、次に期待ということで・・・
# by 47th | 2004-11-10 07:07 | Wine

New Yorkはイベント続き

先週末も今週末もNew Yorkはのどかな陽気
そんな中、先週末はハロウィーン・パレード、今週末はニューヨーク・マラソンとNew Yorkはイベント続き。
新米ニューヨーカーとしては、野次馬根性を出して、散歩がてら見学に。

ハロウィーン・パレードは夜7時からということで、6時過ぎに出発。
地下鉄に乗ると、仮装した怪しい人たちがうじゃうじゃ。
パレードはSpring Streetの辺りから23rdぐらいまでということだったんだけど、ダウンタウンの方はもう人がいっぱいというアナウンスが流れたので23丁目で下りて18丁目の辺りでパレードを待つことに。
しかし・・・待てど暮らせどパレードは来ない
6時半頃から待つこと約1時間半ほど。
ようやく8時頃になってパレードが到着。

パレードといっても、余り期待しすぎるとちょっと期待はずれかもしれない。
基本的に仮装したい人が思い思いの仮装をして、ねりあるくだけ。
たまに集団で統一コンセプトで勝負したり、こった演出をしているところもあるけれど、それはごく僅か。

左の写真みたいな感じで、何か怪しい格好の人が次から次にぞろぞろと歩いてくるだけ
しかも、周りで見ている人たちにも仮装している人がいるから、もう何が何だか・・・

まあ、この秩序のなさがある意味アメリカといえばアメリカかも知れない。
ところで、一旦始まったパレードは今度は際限なく後から後からやってくる。
結局1時間ほどは見ていたものの、そこで撤退。

機会があれば一度は見てもいいけど、1時間半待ちで見るほどのものじゃない・・・多分、始まってから見にきても十分間に合う

ま、今年は寒くなかったのがせめてもの救い。

で、今週末はニューヨーク・マラソン。

こちらも人出は相当のもの。

でも、今日みたいな天気のいい日曜日なら、走る方も見る方もほのぼの。

とは言っても42.195キロは半端な距離ではなく、終わりの方ではもうほとんど歩いているような感じの人も・・・

体力でもつけて来年は参加を目指してみようか・・・な?
# by 47th | 2004-11-10 07:05 | Impressions

ホームシック??~ Aux Gourmands(麻布台)

New Yorkにいると、たまに無性に日本の料理が恋しくなったりするのは普通だと思う。
例えば、寿司、蕎麦、ラーメン・・・こういうのは、一応NYにもあるんだけど、やはり味が落ちるのは否めない(か、あるいはお高い)・・・こういう日本由来の料理(ラーメンとかは微妙?)とかは分かりやすいのだろうけど、実はぼくが今一番恋しいのは「日本人のつくる」フレンチやイタリアンだったりする。

日本人だから贔屓目で見てしまうということもあるのかも知れないけど、やっぱり日本人の食の感性というのは世界に誇れるものがあるような気がする。
その証拠というわけでもないけど、世界の食の中心の一つであるNYでも「和」のテイストは、とても注目されていて、Daniel BouludやJean-Georgesといったカリスマシェフの料理にも明らかに和の影響が見てとれる。

まあ、でもそんな理屈を抜きにして、ともかく里心がついてしまったのは、この店のHPをみたからだ。
その店は麻布台にあるAux Gourmands。
飯倉片町の交差点から外苑東通りを飯倉の方にちょっと行って右手の路地を少し入ったところ。建物の外にある階段を上った2階にその店はある。

日本でもそれなりにフレンチの有名店には行ったけど、どこか一つ選べと言われたら迷わずここ

オーナーシェフの横崎さんは前に六本木のマルズ・バーのビストロでシェフをしていた。(マルズも本当にいい店だ。ぼくがワインを覚えたのもマルズだった・・・)
トリュフや内蔵料理のおいしさを教えてもらったのも、その頃だった。
というわけで、横崎さんが独立してからも、Aux Gourmandsはお気にいり。
元々日本タイトルにも挑戦するぐらいのプロボクサーで、そこからシェフを志してフランスにまで修行にいった横崎さんは、本当に懐が深く、話をしていると、あっという間に時間が過ぎていく。(しかも、奥さんもとてもきれな方で、インテリア・デザイナー!)

もちろん、料理も素晴らしい。アミューズで出てくる桃園豚のリエットはぼくの大好物。
季節限定料理の新タマネギのムースも横崎さんの得意料理の一つ。
そして、秋冬になるとトリュフとジビエ・・・そう、横崎さんの料理には豪快さの中に、いつも季節感がある。
だから、季節が変わると、どんな料理が出てくるのか、いつも楽しみで、ついつい通ってしまう・・・

HPを見ると、シェフのページに写真入りで料理の紹介が・・・「小鳩、フォアグラ、トリュフ、トランペット茸のクレピネット」「(小鳩の)半身に軽く燻製をかけます。そしてその胸肉に薄く伸ばしたフォアグラとスライスしたトリュフを巻き込んで、ソテーしたトランペット茸で包んでからさらに網脂で包み、フライパンで焼き上げます。ソースはトランペット茸をピュレにしたものです。付け合せはその時々によって変わります。レンズ豆の煮込みだったり野菜のソテーだったりです。」・・・「蝦夷鹿、フォアグラ、トリュフ、野菜のトルティエール 」「蝦夷鹿内もも肉のあらびきを使います。このあらびき肉とフォアグラ、桃園豚の背脂、エシャロットのソテー、季節のきのこのソテー、塩、コショウ、オールスパイスで調味します。そしてにんにくを少し効かせてそてーした茄子とズッキーニのスライスで鹿肉のミンチを挟みこんでオーブンで焼き上げます。最後にトリュフを厚切りにしてその上に並べて出来上がりです。」・・・文章を読んでいるだけで涎が出てくる(失礼!)
そして、トリュフのリゾット・・・La Masseriaでもトリュフのリゾットは食べたけど・・・だって、トリュフにリゾットが隠れて見えない・・・そう、これが横崎さんの料理の醍醐味だ・・・ホント、このためだけでも帰国したい

もちろん、NYにもいい店はたくさんあるんだけど・・・季節の変わり目のこの季節、秋の味覚をふんだんに使った横崎さんのジビエ料理が、無性に恋しい・・・っていうか、何か食べ物でしか祖国に懐かしさを感じないのも問題かも知れない

寒さの厳しくなるこの季節、Aux Gourmandsは体も心も温めてくれるはず。
NYには余り関係がなかったかも知れないけど、まあこうして祖国に思いを馳せるのもたまにはいいでしょう


Aux Gourmands
〒106-0041
東京都港区麻布台3-4-14 麻布台マンション103
03-5114-0195
(日曜定休)
# by 47th | 2004-11-10 07:01 | Gourmet

フランシス・ダナリーのこと(2)

10年越しに夢見ていたフランシスのライブを見るチャンスは、NYにやってきてから程なく訪れた。
ある日、ふとフランシスのHPをチェックしていると、新しいライブの日程が・・・
そこには、9/21 CUTTING ROOM, NEW YORKの文字が。
場所は24th Streetのブロードウェイと6thの間。
勿論、地下鉄で行ける。
チケットなんかは売っていない、本当にただの小さなライブハウス。
正直、少し怖い気もするが、日本では絶対に見れないフランシスとあっては、背に腹は変えられない。なにごともチャレンジということで、平日仕事から戻り、食事を済ませていざ出陣!

9時からスタートということで30分ぐらい前に到着。
何か店の前には怪しい人がたむろってるけど、"Excuse me"といいながらもぐりこむ。
中にはバーカウンターと、いくつかテーブルが・・・
天井が結構高くて・・・こういうのをゴシック調というのだろうか?
9時からスタートということで、30分ぐらい余裕をみてきたんだけど、まだ前のバンドが演奏中ということで、バーで軽くいっぱい

隣の方では長髪のいかにもハードロッカーなお兄ちゃんたちが、何やら話している・・・"RUSH"とか"DREAM THEATER"とかいった単語が聞こえているところからすると、彼らもフランシス目当てらしい。
そうかと思うと、今度は偉くご年配のカップルも入ってくる・・・テーブルに座って注文を始めるが、こちらはフランシス目当てなのかどうか?

・・・・そうこうしているうちにとっくに9時を回るけど、一向に前のバンドが終わらない・・・仕方ないので、2杯目のビールを頼む・・・なんか、だんだんいい気分になってきたぞ

結局、前のバンドが終わって、入れ替えは9時半頃。近いからいいようなものの、遠かったら帰れないぞと、少し怒りつつも、ホールの中に入って、奥のボックス席でステージが見渡せるところに落ち着くと、今度は何かどきどきしてきた・・・
だって、ホールは満員でも40人ぐらいの狭さ・・・ステージなんて、紙飛行機を飛ばしたら届いちゃいそうだし(・・・飛ばさないけど)・・・本当にこんな近くで見れるのか?

そうやって、どきどきしていると、何かギター持ったおやじがステージの上に・・・
頭はちょっと薄くなり、腹も出て、少しあごのあたりもたるんでいるが・・・少し伏目がちで、にやにやとした薄笑いを浮かべているのは・・・間違いなく、フランシスだ!

今日はもう一人、キーボードにDavid Sanciousを迎えている。こちらは、年の頃は50ぐらいのいかにもJAZZ Musician然とした黒人のしぶーいおじちゃん。知らなかったんだけど、セッション・ミュージシャンとしてかなり活躍している人らしい。

2人で音合わせをしたりしてから、おもむろにフランシスがマイクに向かう。

"I'm Francis Dunnery....I am alcoholic."

ライブ・アルバムでもおなじみのMCをかますと、客席から笑いが起こる。
フランシスは、手に持ったジン・トニックを口に運ぶ。
ちょっと、顔をしかめて「これ、本当に酒?水じゃないの?」とか、更にアルコールネタをとばしてから、ギターを弾き始めた・・・cont'd
# by 47th | 2004-11-10 06:57 | Miscellaneous

セントラル・パークの秋

New Yorkは久しぶりに穏やかな陽気の日曜日。
セントラル・パークの木々もかなり色づいてきた。


今日は、そんなセントラル・パークでとった写真を何枚かどうぞ

<このブログはバックアップ用です!写真はこちらから!>

(画像が多少重いので、注意!)}
まずは、湖の南に位置する並木道。何か神宮とかを思い出させる。
久しぶりに天気がいいこともあって、人が多かった。


これはBOW BRIDGE。
池の周りの紅葉がきれいなのは、日本と同じかな?


最後にJohn Lennonの棲んでいたDacota Houseを遠くに臨んで。


以上、セントラル・パークより(ほとんど)生中継で。
画像が重かったら申し訳ありません
# by 47th | 2004-11-10 06:53 | Impressions